なぜいつも女性ばかりが? 〜子供の虐待〜

ちょっと前に録画したNHKの「もしも明日・・・我が子に虐待を始めたら」という番組を観ました。

ドラマを軸に、スタジオには一般の人が集まってコメントを出しあうという構成でした。

出演していたのは大雑把に3種類。

シングルマザーとして子供を育てていて、子供を虐待してしまっている母親
結婚して子供を育てているが、子供を虐待してしまっている母親
自分が虐待された経験を持つ女性(子供のいる母親も含む)


要するに、解説の立場で出ていた男性の大学教授以外、全員女性です。

・・・これって変じゃないですか?
なんでいつも子育てで悩んでいるのは女性ばっかりなの?

シングルマザーの多くは、自分が稼ぐだけで精一杯なのに子供に泣かれたからつい、とか・・・。
夫のいる母親も、おそらく、子育ては母親の仕事と思っている夫と住んでいるのでしょう。
誰にも相談できませんと言っていました。

・・・面倒なことをすべて女性に押し付けている男性の側にも原因があると思います。
おれは仕事が忙しいんだ、とか。

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ちなみに、私の隣の席に座っている昭和男(と心の中で呼んでいます考え方がまだ昭和だから)は、
することが無くても、夕食の準備ができる前には決して帰りません。会社で、パソコンの前に座って
何かを考えているふりをしていますが、実は寝ています。
もともと同じ会社に勤務していた奥さんに会ったことがありますが、「うちの旦那さんは家で何もしない」と、
元同僚の女子社員に半べそをかきながら話していました。
でも、自分も、ちゃっかりへそくりでおしゃれをしているような、昭和妻です。

彼は奥さんが働いていようが、自分は家では何もしないという姿勢を貫いているようです。
普段の言動も差別的なものばかりです。
そんな人間なので、会社でも、上司のおべっかを使い、どんなわがままを言っても自分にひれ伏す
部下のみに情報を与えるという、最低の仕事ぶりです。
自分より有能な人間は全力でつぶそうとします。
会社にとっては不利益しかもたらしていないと思うんですけど、自分では、偉いと思っている。

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・・・こんなのが昭和の時代は当たり前でした。
しかし急に多様化したから?いろんなことが表に出てきているのかもしれません。

昭和の頃に培ってきた「ひずみ」を正さないとどうにもならないんじゃないですかね。
今の日本。
いろんな不都合の原因は、こういう「ひずみ」が原因のような気がします。