オトメごころ (続き)

昨日の続きですが、

近くで、おそらく「彼女」のことをコソコソと話しながら笑っていた母娘。

そっちのほうがよっぽどいやらしい、と私は思ってしまうんですよね。

彼女たちは、自分で選んだわけでもないのに、女に生まれてきたことをあっさり受け入れただけのことであって、
少なくとも、「自分が女に生まれてきたことは果たして正しかったんだろうか」なんていうことは全く考えたことがなかったと思うんです。

というか、多くの人は思わないわけです。
だってその方が楽ですから。

男に生まれたってことは、それだけで今の日本では威張っていられるじゃないですか、
それなのに、そんな立場を捨てて、自分の心に忠実に生きようとするためには、ずいぶん悩み苦しんだんだろうなぁ、と、ただ、そう思ったわけです。

女に生まれたことに疑問も持たず、女だからこうすべきと指示されたことに疑問を持たずに従ってしまうのと比べて、どうでしょう?


・・・ちなみに私の場合、女に生まれたみたいだからとりあえず女の格好しとくか、程度ですので、母娘に毛の生えたくらいかな・・・
たまには着飾ったり、ネイル塗ったりしますよ。でも、それは、女の形に生まれてきたから、その形に合うようなファッションをしているというだけ。

そもそも、性別なんて、個性にすぎないわけです。
はっきり性質が異なるわけでもないですしね。

私の近くには、とてもとても感情的な男性がたくさんいますし、論理的な女性もいます。

その前に、まず、ひとりの人間です。