なぜ「1番じゃなくちゃいけない」のか
昨年でしたでしょうか、事業仕訳の中である議員が発した一言が話題になりましたね。
「1番じゃなきゃだめなんですか?」
・・・カッコよさげに聞こえますね。
その議員の方、昨日のW杯を見ていたようで、「なでしこJapan、優勝!!すごいです」と
Twitterに書き込んだら、炎上したそうです。
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もちろん、良いんですよ、
結果として2番ならば。
但し、2番を目指していて、希望通り2番になるなんていうことは、まずありませんね。
結果として2番となった人も、目指しているのは1番のはずです。
世界を舞台に仕事をしている企業というのは、世界一を目指して常にしのぎを削っているのです。
必死に努力したからといって、必ず1番になれるとは限りません。なぜなら、みんな1番を目指して努力しているからです。
その結果として、2番だったり、3番だったりするわけです。
でも、最初から2番を目指しているわけではないのです。
世界一を目指していてもせいぜい日本一、日本一を目指していたら業界一、業界一を目指していたのでは、業界一にすらなれません。
「1番じゃなきゃだめなんですか?」という発言を聞いたとき、
「この人は、世界でトップレベルにいる人たちが何を思って仕事をしているのか、全く知らないんだな」と思いました。
みんなが何を目指しているのか、どう努力しているのか、そして結果がどうだったのか、ということをわかった上で、仕訳をすべきでした。
もちろん、あきらかな無駄遣いというのがあったはずですが、それ以前のことがわからずに、あきらかな無駄遣いを見極められたのでしょうか。
テレビやファッション誌で発言するのと「政治」とは違うんじゃないでしょうか。
テレビに出てる人=エラい人でもないし、政治に向いているわけでもないと思います。
国会議事堂でキレイなお洋服着て写真撮っちゃったりする時間があったらちゃんと社会勉強しといたほうがよいのでは。