使うためか、所有するためか

この間モーターショーに行った後、なぜ私は今まで車を買わなかったんだろうと改めて考えました。
それは前の記事でも書いたように、私にとって必要じゃなかったということなんですが・・・。

結局、モノは、使うために買うのか、それを所有するために買うのか、どっちかなんでしょうね。

前者は、通勤や生活のために必要だから車を買う人たち。

後者は、めったに乗らないのに、高額な車をローンを組んででも買う、という人たちでしょうか。
ちょっと前までは、週末にしか乗る時間がないにも関わらず買っている人が私の周りにもいました。
コストを考えると見合わないわけですが、持つことが一種のステイタスでした。

今は、ステイタスのために買う人が減っているんでしょうね。
みんなが「そんなのステイタスでもなんでもないよ」と思い始めたら、ステイタスではなくなるわけで、今の若い人たちは車に対してそういう気持ちをもたなくたっているということなんでしょうね。

私は・・・かつての若者なので、周りに同調して運転免許はとりました。
自宅の車の運転にも少しずつ慣れたのですが、もちろん乗るとしたら週末しか時間がなく、そしてその時には他の家族が乗っていたり・・・ということで、いつの間にか車から遠ざかってしまいました。
一時期は自分の車を買おうと車種の検討までしましたが、そうこうしているうちに、ひとり暮らしをすることになり・・・結局、そのまま現在に至っています。
それ以降住んだ場所は、自宅より便利な場所でしたので、自転車で十分。不便さもあまり感じませんでした。

つまり、私にとっては、これまで主流であったスタイルの車は、私が使うために必要なものではなかった、ということなんだな、と思っています。
使っている姿が想像できなかった、ということだと思います。
車を所有することに対してステイタスとも感じませんでしたし。

ということで、やっぱり、家電チックなスモールカーに期待しています。
でも、ますます歩かなくなって健康には???かもしれませんけどね。