中国のちょっと前の歴史

NHKBSプレミアムで、こんな番組をやっています。

「家族と側近が語る周恩来
http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=9020110801

4回シリーズで、今日までで2回分終了しましたが、なかなか面白いです。

周恩来と言えば、中華人民共和国の初代首相を勤めた人。
日中国交正常化田中角栄と握手をしていた人ですね。

と、偉そうに書きましたが、知っているのは名前や役職くらいで、
どういう人なのかは詳しくは知りませんでした。

戦後首相を務めた人ですから、中国の長ーい長ーい歴史の中では、
わりと最近のお話ですね。
なので、当時の秘書やら護衛やら姪やらがまだ存命で、彼らの証言を交え
ながら、周恩来の人となりを浮き彫りにしていく、というものです。

もちろん、政治の中核を担った人ですから、彼の人生を負うことで、
中国のちょっと前の歴史を知ることができます。

中国の歴史関係といえば・・・文化大革命の時代を描いた映画を
観たこともありますし、かなり前にブームになった「ワイルドスワン」と
いう本も読んだことがあります。
でも、やっぱり、わけわからん国だな・・・という感想しか持てませんでした。
でも、この番組では、人々の証言という形で話を聞きながら歴史を追う
構成になっていることもあり、わかりやすいですし、すんなり入って
くるような気がします。

人を立体的に浮き彫りにするのには、こういう証言方式の番組が良いのですね。

もしかして、こういうことを彼らが自由に(?)証言できるのも、今の時代
だからなのかしら?

中国という国はすぐ隣なのに、欧米諸国に比べると、その歴史について
日本人はあまり知らないんじゃないかと思いますが、それって私だけでしょうか?

観る価値ありの番組だと思います。
(BS契約していない方、どうもすみません。)