エアコンクリーニングとサービス業のむずかしさ

これからフル活躍するであろう(でもあんまりしてはいけないんでしたね今年は)
エアコンのクリーニングをお願いしました。

2年以上使っているので、抗菌コートも含めて、そろそろお願いしようかと。
賃貸マンションに付属のものなので本当は家主さんにお願いしたいところですが、
連絡したところ、勝手にどうぞということでしたし。


***


朝、時間通り現れたのは、背の高い、やわらかい雰囲気の、まだ20代とおぼしきイケメン。
一通り手順の説明をして、準備を始めて・・・その途中で、ポツリと、

「今日は、もう一人作業員がいますが、コイツがちょっとゴツいんです・・・」

と、申し訳なさそうに私の顔色をうかがいつつ言ったのでした。

私(年食ってるが一応女)が一人暮らしだと気づいたからでしょうか。


そのまま彼は自分の仕事を進めていったわけですが、やがて現れたもう一人。
確かに、がっちりした体格でした。おそらくスキンヘッドで、
それが見えないようにするためか、バンダナを巻いた上にキャップをかぶっていました。
丸い顔に小さい目、眉毛はちょっと薄かったけど、とても腰の低い人でした。
仕事ぶりもまじめで、とにかくちゃんと仕事してました。


まぁ、見る人によってはゴツいと思うのかもしれないけど、
私が普段仕事で闘っているズル賢い野蛮なオヤジどもに比べれば、
今日来たふたりなんてはるかに若いし、どちらもかわいいもんです。


私がお願いしているのはエアコンのクリーニングであって、
その仕事をちゃんとしてくれるなら、別に、イケメンかどうかは関係ないんですけどね。
もちろん、清潔感は大事ですけど。

その、ゴツいといわれた彼、身なりはきちんとしてましたし、つけすぎない絶妙の量の
香水も付けてました。
気を遣ってるわけです。


そんな彼でも、ゴツいなんて言われちゃうのかなぁ、可哀想だなぁ・・・。


***


私は働いてますし、しかも、会社の外に出る機会が多いので、とにかくいろんな人と会うわけです。
その中には、それこそいろんなタイプの人がいるわけで、イケメンだけじゃなくて
いろんな意味でゴツい人に出会うこともあるわけです。
しかも、仕事上で闘わねばならないこともしばしば・・・。
でも、社会に出るということは、そういうことです。


おそらく、エアコンのクリーニングで応対するのは、家庭の主婦なんでしょうね。

主婦というのは、毎日一緒にいるのが自分の結婚相手と、自分の子供。
外に出ることがあっても、自分が付き合いやすい人としか付き合わないんでしょうね。

だから、表面的なことでも、自分が気に入らない、と思えば拒否反応を露わにしてもかまわないと
思っているし、そんな反応をしてしまうのでしょう。
周りの主婦仲間もみんなそうなんでしょうし。


クリーニングの仕事は主婦相手なんでしょうし、サービス業としては、そういうニーズにも
応えなきゃいけないんでしょうかね。
ちゃんと仕事すれば関係ないと思うんですがねぇ。
難しいですねぇ。


やっぱり、専業主婦の数を減らさないとだめだな、この国は。